どうしても合わない保護者がいる場合

どうしても合わない保護者がいる場合

保育士も人間ですから、人間関係を築く上でどうしても合わない保護者が居ても不思議ではありません。

逆に、保護者の方も保育士に対して合わないと感じる事もあります。

厄介なのは、保護者は無意識にその保育士を避けたり、その保育士に対して冷たい態度を取ってしまったり、他の保育士や保護者に悪口を言う場合もあります。

それだけではなく、保護者の中には自分が上手くいっていないから、自分の子どもに冷たく当たるのでは…と不安に思う人もいます。

そんな繊細かつ複雑な保護者の気持ちを受け止めて、どう接していけばいいのかお話ししていきます。

どんな時も笑顔で

合わないと感じても、絶対に表情を崩してはいけません。

保護者の前で態度には出さず、常に笑顔を作って対応するように心がけましょう。

合わないからと冷たい表情をされると更に嫌悪感が強くなるのは、保育士だけではなく世間一般的な事です。

距離を取りたいと自分から離れてしまうと、更に溝が深まります。笑顔で接するようにしましょう。

声のトーンも大切です、あまり高すぎると不自然ですし、馬鹿にしていると感じる保護者もいます。

平常の声でにこやかに対応をするように心がけてください。

一人でどうにかしようとしない

大切なのは、苦手な人がいても構いませんが、一人で対応を抱え込もうとしない事です。

乳児クラスは複数担任なので、自分は笑顔で挨拶や当たり障りのない会話を行い、重要な会話などは他の担任に任せるといいです。

保護者としても、合わない人から無理矢理会話をされるよりも話しやすいです。

幼児クラスになると、一人担任もあり得るのでその場合は他の保育士に頼むのは無理だと感じるでしょう。

そこで登場するのが主任保育士、副園長や園長などの役職、そして他の幼児クラスの担任保育士です。

主任保育士や副園長、園長となると保護者は好き嫌いではなく、役職として捉えるので何でも話しやすいと感じるのです。

現に園長や副園長や園長へと相談事を持ちかける為に、お迎えの際に職員室に向かう保護者も少なくありません。

合わない保護者は相談し、園長や副園長側からコンタクトを取る様にして対応を皆で行う様にしましょう。

転職する

極論ですが、自分が園を変える事が良い方法になる事もあります。

保護者は仕事や家庭の都合で保育園を変わる事が出来ない事が多く、辞めたとしても次に新規で違う保育園に入れるかは確約がありません。

悲しい事ですが、その為に保育士を辞めさせようと攻撃してくる保護者もいます。

また、厄介なのが周りの保護者に噂を流されてしまった場合です。

一度染みついてしまったマイナスイメージはなかなか払拭が難しいですし、保育士は日中の行動は保護者からは見えません。

子どもから様子を聞くしか手立てがなく、子どもが「怒られた」と注意された事を告げると、保護者は百倍に膨らませて、「何もしてないのに怒った」「私と合わないから子どもに意地悪をしている」と周りの保護者に言い触らす事があります。

そうなると噂は止められません。

悪い噂は尾ひれを付けてどんどん広がり、保育士が否定をしてもしきれない程に広がり、そして保護者の間に不信感を生みます。

そうなると保育士全体が保護者と距離を置く事態に陥ってしまいます。

保育士は幸いな事に多くの園が人材不足に喘いでいるので、転職先に困る事はありません。

新卒の場合、一般企業では3年間同じ職場でなるべく我慢するようにと言われますが、保育士は就職がどこも足りないので3年以内に転職しても問題ありません。

更に良い条件の職場を見つけるチャンスだと割り切って、職場を変えるのも、どうしても合わない保護者との対応の解決方法でもあります。

子どもと沢山遊ぶ

子どもと遊ぶ事が問題解決のキーになる事もあります。

それは、子どもの口から保育士の名前が飛び出す事です。

保護者は子どもの言う事を非常に信用します。

そこで、合わないと感じる保護者でも、子どもの口から「〇先生と沢山遊んだよ」「〇先生大好き!」と言って貰えるとかなりの好印象を与えます。

その為には、子どもと沢山遊ぶ事が重要です。

子どもと信頼関係を深めるには、遊ぶ事がかなり効果を発揮します。

室内遊びを始めとして、外遊びでも率先して一緒に遊ぶようにしましょう。

時間をかけて信頼関係を築く中で、保護者にも理解して貰える可能性があります。

まとめ

保護者と合わないと感じた場合は、無理に保護者を追いかけ回すよりも、周りの保育士の助けを借りながら距離を上手に取りつつ対応をする事が良いと思います。

また、子どもとの信頼関係をこつこつ築いて、保護者の信頼を得るのも方法の一つです。

焦って無理に受け入れやお迎えの際に内容の薄い会話をして仲良くなったつもりになるのではなく、しっかりと周りから固めた上で上手に付き合っていくようにしましょう。

そして、転職を考えた際には自分のいる園よりも福利厚生や給与が良い所を目指し、どうしても保護者対応にトラウマを抱いてしまった場合は、乳児院や児童養護施設などの施設系の仕事を選ぶと保護者対応も少なくて済みます。

自分なりの自衛の策を取りましょう。