他の保護者の悪口を言われた場合の対応は?

他の保護者の悪口を言われた場合の対応は?

受け入れやお迎えの時間、なかなか周りに友達の居ない保護者にとっては、自分に対して笑顔で接してくれる保育士は非常に貴重かつありがたい存在です。

そこで、様々な家庭でのプライベートな問題や、自分の悩みなどを打ち明ける保護者も少なくありません。

保護者と信頼関係を築いていく上でこういった相談事は距離を縮める良い事なのですが、一つ困った事があります。

それが他の保護者の悪口です。どうしても合わなかったり、派閥や習い事の場などでの不満をぶちまけてくる保護者もいます。

そういう場合、保育士はどう反応すればいいのでしょうか?今回はその反応しづらい話の対処法を紹介します。

絶対に同意して悪口を言わない

肯定してしまったら終わりです。

保護者は「〇先生も言ってたけどね!」と大袈裟に尾ひれをつけて、他の保護者に言い触らす可能性があります。

そうなるとその保護者の耳に入るのも時間の問題です。

直接「私の悪口を言ったわね!」と言ってくる保護者は少ないですが、やはり悪口を言われている保育士とは距離を取るようになってしまいます。

そして保護者と溝が出来てしまい、信頼関係が崩れてしまいます。保育士側から「悪口言ってません!」なんて事も言えませんし、非常にややこしい事態に陥ってしまいます。

そうなってしまうと関係の修復も難しくなるので、そうならない為にも他の保護者の悪口には絶対に肯定をしてはいけません。

「そうなんですね」「知りませんでした」と驚いたふりをして流し、さりげなく話題を変えるように仕向けましょう。

その保護者を褒める

話を逸らすのは非常に難しく、相手の保護者に「話題を逸らされてる!」と感じられてはいけません。

相手が不愉快に感じて、距離を取ったり他の保護者に「あの先生は話を聞いてくれない!」と文句を言う事も考えられます。

そこで、有効なのが相手を褒める事です。

「〇君のお母さん、クラブの大会で何の手伝いもしてくれないんですよ!」と言われた場合は、「そうなのですね、でも〇さん(※今話している相手)は保育園の保育参観や親子参観でも率先して動いてくれて、いつも私達助かっているんですよ。」と上手に話を逸らしながら相手を褒めます。

その際に、具体的に褒めないと明らかに話題を逸らしたいという気持ちが伝わるので、必ず上記の様に具体的な状況も添えて褒めましょう。

そうする事で、話題が逸れる可能性もあります。

保育士から注意すると伝える

あまりに深刻で、何度も話してくる場合は、「では、私達からやんわりとお話ししてみましょうか?勿論お名前は出しませんし、誰とも言わずにやんわりとクラスの保護者に注意喚起する感じでお話しします。」と、あくまで特定の保護者に向けてではなく、クラス全体の注意事項として注意喚起する事を提案してみてください。

「そこまでしなくていい!」と話を引っ込める保護者もいますし、その注意喚起が行われる事で気持ちが落ち着く保護者もいます。

とにかく頷いて話を聞く

保護者は他の保護者の悪口を言いながら、発散している場合もあります。

人間誰しも嫌な事があれば、言ってスッキリする事もありますよね。

それと同じで、保護者は保育士に悔しい気持ちや腹が立った気持ちを共有して、聞いて欲しいのです。

そんな気持ちを否定せずに受け入れて、聞き手になるのも保育士の役割です。

決して同意や余計に言葉を付け加えたりせず、優しく頷いて、「そうだったんですね、辛かったですね。」と同意するだけで助けになります。

無理に話を変えたり、気の利いたコメントをする必要はありません。

ただただ頷いて、話を聞いてあげましょう。

さりげなく悪口を言われる保護者に注意を行う

誰が見てもおかしい、周りにも迷惑がかかっている、このままではその保護者の為にもならない事に関しては、さりげなくその悪口を言われている保護者に注意を促しましょう。

例えば、忘れ物が多くて他の保護者に借りたり他の保護者に頼ってばかりで悪口を言われている場合、その人には連絡帳に必ず翌日の持ってくる物を書いて、お迎えの際にも念押しで伝えるようにしましょう。

保育士が働きかけられる所はどんどん働きかけるようにしてくださいね。

また、それでも忘れてしまった場合は保育園がどうにかするから他の保護者に頼らない様に注意をする事も、悪口を食い止める手です。

まとめ

保護者同士の連携は思ったよりもずっと密で、保育士が悪口に同調したという噂はすぐに広がります。

下手な事を言って保護者を敵に回すよりも、保護者の不満な気持ちを受け入れて、話を聞く聞き手になる事を意識した方がいいと思います。

また、保護者の中には本気で改善を願って保育士に悪口を訴えている場合もあるので、必ず保育士はそれを見抜いて適切に保護者に注意を行うようにしてください。